きれいな花には毒がある。夾竹桃

見たことあるけど名前を知らない花というのも多いですね。
このブログでは、そんなメジャーではない花たちのことを書こうと思います。

今回は 夾竹桃 (きょうちくとう) です。名前は聞いたことがあるかと思いますが、はてどんな花だったかなと思う方も多いと思います。 
夾竹桃はキョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木、こんな花です。


きれいな花ですね。原産はインドです。
葉っぱが竹に似ていて、花が桃に似ていたことから、和名で夾竹桃と名付けられました。あぁ、見たことあるという方も多いのでは。

この夾竹桃、実は有毒です。花も葉も全部、間違って食べようものなら中毒症状などを起こし、大変なことになります。トリカブトの毒性は聞いたことがありましたが、夾竹桃も有毒だとは知りませんでした。写真からは怪しい感じは全くしません。


以前、サスペンスドラマで殺人の目的でスズランを育てている話があり、びっくりしたことがあります。スズランの根に毒性があるようです。
夾竹桃もまかり間違えば「夾竹桃殺人事件」などと、毒性植物が得意なアガサ・クリスティーの小説の題材になったかもしれません。

花言葉は「油断大敵」「危険な愛」と毒性からずいぶんな花言葉がつけられています。ちょっと歌の文句にはなりそうもないかな。
公害にも強く、庭木でもよく見かけますので、きれいな花として愛でてください。
間違っても食べないように。(まあ、ないけど)

まじめな話、有毒性についてはもっとみんなが知るように教育すべきだと思います。

このブログの人気の投稿

ポプラの木とゴッホの糸杉、そして十五夜

日光戦場ヶ原 穂先シモツケ群生

暑さにまけぬ花、木槿 (むくげ)

静かな湖畔、、神秘の湖 奥日光-湯の湖

ミス・マープルとランタナ