くちなしの花

くちなしといえば、渡哲也の「くちなしの花」を思い浮かべる方が多いと思います。
まあ、年代にもよりますが (苦笑)、、。

それでも、くちなしの花が一体どういう花なのか、知らない方もいるのではないでしょうか。くちなしはアカネ科クチナシ族の常緑低木で、こんな花です。


美しいですね。白の花びらは肉厚があって白無垢を想像させます。
甘い香りが強くて、少し離れたところにいてもすぐわかります。
この甘い香り、なんとも言えずいい匂いです。この匂いに誘われて蝶がきます。
散歩の途中、かなり久しぶりにくちなしの花に出会い、すごくうれしくなりました。


子供のころ、茨城の田舎に行ったとき庭にくちなしの花が咲いていました。
わぁ、きれいだなと近寄ったら大きな芋虫が2匹いて、すごくびっくりしたことを覚えています。よく考えるとこの芋虫はアゲハ蝶の幼虫なんですよね。
あまりいい思い出ではないのですが、それでもくちなしの甘い香りと真っ白な花びらが好きでした。

歌にはこんな歌詞があります。
「くちなしの花の 花の香りが 旅路の果てまでついてくる」
「くちなしの白い花 お前のような 花だった」

ところで、くちなしのような人というのはどういう女性なのでしょうか。
清純だけど香りで男性を引き付けるということかな。
少し考えてしまいました、、、。
ただ、渡哲也が歌ったことでこの歌のもつシンプルさが際立ち、くちなしの花という名前が広く知られたことは確かです。



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