和して同せず
あけましておめでとうございます。
2018年、平成30年 戌年 (いぬどし) のはじまりです。
といってももう七草が終わって、お正月気分も薄れてしまいましたが、、。
本当は昨年暮れに一年を振り返ろうと思っていたのですが、何と新年も早一週間が過ぎてしまいました。
まあ、言い訳はこのくらいにして今回のお題は「和して同せず」です。
和して同ぜずとは、人と協調はするが、道理に外れたようなことや、主体性を失うようなことはしないということ。
『論語・子路』で孔子が「子曰く、君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」と言ったのに基づく。
君子は誰とでも調和するものだが、道理や信念を忘れてまで人に合わせるようなことは決してしないということ。
「同ぜず」は「同せず」ともいう。
(故事ことわざ辞典 http://kotowaza-llguide.com/wa/washitedouzezu.html)
なぜ、「和して同せず」この言葉をここで書こうと思ったのかというと、昨年暮れのテレビで五木寛之へのインタビュー番組をたまたま見たからです。
五木寛之といえば、あの「青春の門」で小説、映画ともに1970年代を代表する作家です。
もちろん、今でも「百時巡礼」で颯爽とした姿を拝見していましたが、すでに齢八十五歳と聞き、今更ながらびっくりしました。
わたしの青春時代、まさに五木寛之の油がのっていた時期で「青年は荒野を目指す」「さらばモスクワ愚連隊」「デラシネの旗」など読みふけったものです。
その五木寛之が今の長寿社会をどう生きるかを冷静に話していました。
その中で出てきた言葉が「和して同せず」です。
この言葉はわたしの中にすっと入ってきました。
少なくても現代において、この「和して同せず」は仕事でもプライベートでも通用する思想だと思います。
それを人生の後半戦でさらに勧められたわけです。
火野正平が自転車で各地をめぐる「こころ旅」で度々発するあの「人生下り坂 最高」の言葉と匹敵するインパクトが「和して同せず」にはあります。(苦笑)
友人にこのことを話したら、あなたの場合は「和さず同せず」だよと一笑されました。
そんなにアウトローだったかなと反省しきりですが、これからはこの「和して同せず」で大人になってやっていこうと思ったわけです。
暫く、五木寛之の本から離れていたわたしですが、彼の「孤独のすすめ 人生後半の生き方」を読んでみよう。
まあ、あまり力の入らない新年の始まりですが、ご容赦を。
2018年、平成30年 戌年 (いぬどし) のはじまりです。
といってももう七草が終わって、お正月気分も薄れてしまいましたが、、。
本当は昨年暮れに一年を振り返ろうと思っていたのですが、何と新年も早一週間が過ぎてしまいました。
まあ、言い訳はこのくらいにして今回のお題は「和して同せず」です。
和して同ぜずとは、人と協調はするが、道理に外れたようなことや、主体性を失うようなことはしないということ。
『論語・子路』で孔子が「子曰く、君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」と言ったのに基づく。
君子は誰とでも調和するものだが、道理や信念を忘れてまで人に合わせるようなことは決してしないということ。
「同ぜず」は「同せず」ともいう。
(故事ことわざ辞典 http://kotowaza-llguide.com/wa/washitedouzezu.html)
なぜ、「和して同せず」この言葉をここで書こうと思ったのかというと、昨年暮れのテレビで五木寛之へのインタビュー番組をたまたま見たからです。
五木寛之といえば、あの「青春の門」で小説、映画ともに1970年代を代表する作家です。
もちろん、今でも「百時巡礼」で颯爽とした姿を拝見していましたが、すでに齢八十五歳と聞き、今更ながらびっくりしました。
わたしの青春時代、まさに五木寛之の油がのっていた時期で「青年は荒野を目指す」「さらばモスクワ愚連隊」「デラシネの旗」など読みふけったものです。
その五木寛之が今の長寿社会をどう生きるかを冷静に話していました。
その中で出てきた言葉が「和して同せず」です。
この言葉はわたしの中にすっと入ってきました。
少なくても現代において、この「和して同せず」は仕事でもプライベートでも通用する思想だと思います。
それを人生の後半戦でさらに勧められたわけです。
火野正平が自転車で各地をめぐる「こころ旅」で度々発するあの「人生下り坂 最高」の言葉と匹敵するインパクトが「和して同せず」にはあります。(苦笑)
友人にこのことを話したら、あなたの場合は「和さず同せず」だよと一笑されました。
そんなにアウトローだったかなと反省しきりですが、これからはこの「和して同せず」で大人になってやっていこうと思ったわけです。
暫く、五木寛之の本から離れていたわたしですが、彼の「孤独のすすめ 人生後半の生き方」を読んでみよう。
まあ、あまり力の入らない新年の始まりですが、ご容赦を。