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8月, 2017の投稿を表示しています

夜空に咲く一瞬の刹那、花火

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テレビで大曲 (おおまがり) の花火大会の中継をみました。 大雨の影響で、ぎりぎりまで調整をしていた様子をニュースで見ていたので、本当に無事に開催できてよかったと思いました。関係者の方々もほっとされたことでしょう。お疲れさまでした。 花火師が集まり、技術を競う大会でもある、大曲花火大会。 創作花火は普段見ることのない、色合いや形や演出が凝っていて、テレビで見ていても楽しいものでした。 しかし、やっぱり本物を見るのが一番ですね。 皆さんは今年どんな花火を見ましたか。 夏の風物詩である花火。 いや今は夏だけでなく様々なイベントで打ち上げられていますが、やはり花火は夏の夜空が一番似合います。 まあ、わたしも毎年地元近くの花火大会に出かけています。 それに、あのドーンという音を聞くとなんだか心躍ります。 最近は男女ともに浴衣の方が多くて、よけいに夏の風物詩という感じがしていいです。 花火は写真で撮るのはちょっと、とずっと思っていましたが、友人に動画からキャプチャーすることを教えられ、今年はこの方法をiphoneで試してみました。 まあ、こんなもんです。 夜空に咲く一瞬の刹那、花火。 ああ、夏も終わるか。 猛暑で年とともに夏がきらいになってきたけれど、やっぱり夏ならではの楽しいことも多いです。特に花火は、大勢の人が同じものを見て感動して時間を共有しているのがいいです。平和を感じますね。 もう少し夏の気分に浸っていようっと。(ただぐだぐだしてるだけですが)

静かな湖畔、、神秘の湖 奥日光-湯の湖

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前回の戦場ヶ原の山行の続きで、最後にたどり着いた 湯の湖 の話をしますね。 日光の奥座敷のためか、湖の周りを歩いている人も少なく、とても静かでした。 この湯の湖の水は、湯滝、戦場ヶ原、竜頭の滝を経由して中禅寺湖に流れこみます。 湯の湖、実に美しいです。 静かな湖畔の森の影から、、、神秘の湖のようです。 昔の歌で恐縮ですが、グループサウンズが流行っていた当時、歌詞に必ずと言ってもいいほど湖が出てきました。 「ブルーシャトウ」「エメラルドの伝説」「花の首飾り」「虹色の湖」 など、おお、けっこう出てくるなあ。どの歌詞も今では考えられないほど、現実離れしたロマンあふれるものでした。 先ずは 「ブルーシャトー」 から、ブルーコメッツの超有名な歌ですね。 作曲:井上忠夫、作詞:橋本淳  森と泉に囲まれて  静かに眠る   ブルー、ブルー、ブルーシャトウ  あなたが僕を待っている  暗くて淋しい   ブルー、ブルー、ブルーシャトウ このブルーシャトウという言葉、子供ごころにすごく幻想的に響いたものです。 湖は出てきませんが、森と泉に囲まれてという歌詞から、ブルーシャトウは絶対に湖畔にあると思い込んでいました。 55歳以上の方なら小学校のころ、必ずと言っていいくらい、森とんかつ、泉にんにくと替え歌で歌っていたのではないでしょうか。 今思うと、なんて馬鹿な、そしてなぜこの替え歌が、インターネットもない時代に日本全国に広まっていったのか不思議です。 次に 「エメラルドの伝説」 です。 萩原健一の若かりし頃のテンプターズの歌で、題名からして少女漫画のようでぐっときます。 作曲:村井邦彦, 作詞:なかにし礼  湖に君は身を投げた。  花のしずくが落ちるように  湖は色を変えたのさ  君の瞳のエメラルド 続いて 「花の首飾り」 はタイガースの名曲です。 下記は2番の歌詞です。 作曲:すぎやまこういち, 作詞:管原房子  花咲く娘たちは 日暮れの森の  湖に浮かぶ白鳥に 姿をかえていた  おお 愛のしるし 花の首飾り 最後に 「虹色の湖」 中村晃子のヒット曲です。 作曲:小川寛興, 作詞:横井弘  幸せが住むという   虹色の湖  幸せに会いたくて   旅に出たわたしよ 調子にのって書いて...

日光戦場ヶ原 穂先シモツケ群生

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日光に行ってきました。久しぶりの戦場ヶ原です。 夏の日差しですが風が心地よく、やはり標高1200mくらいだと空気が清々しいです。 戦場ヶ原では 穂先シモツケ の群生が出迎えてくれました。 今回はちょっと多く写真をのせますね。 穂先シモツケ 先ずは穂先シモツケから、今回この花の名前をはじめて知りました。 シモツケの花は知っていましたが、確かに穂先のようにピンクの花が咲いていますね。 群生しているとこんな感じです。男体山を背景に雄大な景色でした。 男体山と穂先シモツケの群生 日光戦場ヶ原は湿原で、 男体山、大真名子山、小真名子山、太郎山 と日光の山々を間近に眺めながら歩くことができます。これらの山々、日光連山が家族のように名付けられています。ここからは見えませんが 女峰山 も家族の一員です。ほら、お父さん、お母さん、子供の家族でしょう。 日光連山と戦場ヶ原     男体山はどっしりとした山容で、日光に来るとその壮大な雄姿に感動します。まさに日光の主です。 ずいぶん前になりますが、中禅寺湖の反対側の志津峠から男体山に登りました。 快晴の中、山頂での昼食はすぐ目の前に中禅寺湖を見下ろしながら、まさに王様のランチでした。 けっこうアプローチが長いので、今はなかなか登れないです。(悲) でも、こうして戦場ヶ原を歩きながら見る男体山もすばらしい。 それに今回はピンクの穂先シモツケを見ることができてよかった。 山に来ると出会う人たちと自然に「こんにちは」とあいさつを交わします。 こんなこと、普通の都会暮らしではありえませんね。 誰もが自然の中では心がリラックスして優しくなるんでしょうか。初対面でも山という共通の話題で話がはずみます。 こんな「一期一会」の出会いが山歩きのよさですね。 穂先シモツケの名前も出会ったご婦人が親切に教えてくれました。 たった一日の山行でもすごくリフレッシュできましたよ。 因みに今回は竜頭の滝~戦場ヶ原~湯の湖まで歩きました。 道も整備されていて、道中、竜頭の滝と湯滝の二つの滝を見ることもできます。 下記に地図を載せますね。 緑色 が今回の歩程です。 山に登らなくても十分に山を堪能し、帰りは湯元温泉で日帰り入浴して、最高の一日でした。 ...

少年の名はジルベール

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「少年の名はジルベール」 このタイトルを見てピンときた方は、わたしと同じく1970年代の少女漫画の黄金期を知っている方でしょうね。 マーガレット、少女フレンド、少女コミック、りぼん、、、懐かしい。 当時、世の中の女の子はみんな少女漫画を読んでいたと思います。 かくいうわたしも少女漫画で成長したひとりです。(笑) ジルベールはあの 「風と木の詩」 の主人公の少年の名前です。 そして本の著作は竹宮惠子、もちろん「風と木の詩」の原作者です。 この「風と木の詩」が少女コミックに連載されていた当時、わたしは中学生でした。 大胆な少年愛の描写に驚きつつ、ちょっとついていけない感じではありましたが、それでもジルベールの不思議な魅力に魅せられて毎週読んでました。(笑) この本は今や少女漫画界の大御所になられた竹宮先生の青春の回顧録です。 今だからこそ書けるんだろうな、と思わせる大変興味深い内容でした。 この本で描かれている内容は、当時わたしが毎週少女コミックを読んでいたあの中学生のときを思い出させます。 あの漫画はあんなすったもんだがあってできたのかと思うと感慨深く、そして同時代の漫画家、萩尾望都への嫉妬が混じりあった複雑な心境が正直に語られていて、ああそうだったのかと胸がキュンとしてしまいました。 萩尾望都の 「トーマの心臓」「ポーの一族 」は今もわたしの本棚にあります。 この漫画でギムナジウムという男子の寄宿学校を知りドイツの文化に触れました。 萩尾望都の書く背景は竹宮惠子がいうように、美しい絵画のような、映画のシーンを見ているような深い森の中や空気までも感じたものでした。 そして、少年が主人公という新しい世界にどっぷりとつかってしまったのです。 特に 「ポーの一族 」は、話の中に複線がたくさん張り巡らされ、さまざまな枝葉の話が幾重にも広がっていて、物語をより深く壮大なものにしています。 そんな素晴らしい才能がそばにいるという苦しさと焦りで、のたうちまわるような日々を送った後、竹宮惠子自身が 「ファラオの墓」 (エジプトを舞台とした歴史漫画) でスランプを脱したと書かれています。 この「ファラオの墓」おもしろかったです。 滅亡した王国の生き残りの王子、サリオキスの流転の日々と復活を描いたものなのですが、敵である悪役のスネ...