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6月, 2017の投稿を表示しています

美しきスローライフ、ターシャ・テューダー

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ターシャ・テューダー、誰 その人という方もいるでしょうね。 彼女は絵本作家であり、ガーデナーとしても有名な人です。2008年にすでに亡くなっていますが、その暮らしぶりが「スローライフ」という言葉と相まって、憧れをもってメディアに取り上げられています。この4月にドキュメンタリー映画が公開されました。 2003年 雑誌 BISES (ビズ) より 「シンプルライフ」から「スローライフ」へと自然回帰の風潮が高まっていますが、背景には経済社会の中での消費に対する警告があります。文明の進化と自然への回帰、常にこの二つのはざまの中でわたしたちは生きていくのでしょうね。 なんて、話を戻しますが、ターシャ・テューダーは上の写真の通り、品のいい老婦人でした。手に持ったスイートピーがよく似合っています。彼女は絵本作家で子供を育て上げた後、50代半ばから一人で大きな庭を世話しながら生活を送り天寿を全うしました。その自然とともにあるという生き方は多くの人に共感を与えています。 はじめてターシャ・テューダーを見たときに、アガサ・クリスティのミス・マープルを思い浮かべました。 正確には、ミス・マープルの友達にこんな人がいたのではないかと思ったのです。 素敵なイングリッシュガーデンでのお茶のひととき、庭で摘んだハーブを入れたミントティーと、全く違う世界を見るように彼女の写真を見ていました。 とても、彼女のような生活は日本では無理だろうなぁと思うけれど、それでも夢をみるのは自由ですからね。 「赤毛のアン」「秘密の花園」「アルプスの少女ハイジ」「大草原の小さな家」、そしてターシャ・テューダーと、何だ小さいころから傾向は変わってないじゃないかと改めて思います。(微笑)  ただ、主人公が少女から老婦人になりました。(笑)          

きれいな花には毒がある。夾竹桃

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見たことあるけど名前を知らない花というのも多いですね。 このブログでは、そんなメジャーではない花たちのことを書こうと思います。 今回は  夾竹桃 (きょうちくとう)  です。名前は聞いたことがあるかと思いますが、はてどんな花だったかなと思う方も多いと思います。  夾竹桃はキョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木、こんな花です。 きれいな花ですね。原産はインドです。 葉っぱが竹に似ていて、花が桃に似ていたことから、和名で夾竹桃と名付けられました。あぁ、見たことあるという方も多いのでは。 この夾竹桃、実は有毒です。花も葉も全部、間違って食べようものなら中毒症状などを起こし、大変なことになります。トリカブトの毒性は聞いたことがありましたが、夾竹桃も有毒だとは知りませんでした。写真からは怪しい感じは全くしません。 以前、サスペンスドラマで殺人の目的でスズランを育てている話があり、びっくりしたことがあります。スズランの根に毒性があるようです。 夾竹桃もまかり間違えば「夾竹桃殺人事件」などと、毒性植物が得意なアガサ・クリスティーの小説の題材になったかもしれません。 花言葉は「油断大敵」「危険な愛」と毒性からずいぶんな花言葉がつけられています。ちょっと歌の文句にはなりそうもないかな。 公害にも強く、庭木でもよく見かけますので、きれいな花として愛でてください。 間違っても食べないように。(まあ、ないけど) まじめな話、有毒性についてはもっとみんなが知るように教育すべきだと思います。

花の色はうつりにけりな、、、紫陽花

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花の色は うつりにけりな いたずらに わが身世にふる 眺めせしまに 百人一首にもある、有名な小野小町の和歌ですね。 花の色が衰えていくさまをみて、自分と重ね合わせ、思い悩んでいるうちに無駄に年を取ってしまったなぁとため息をついている歌です。 この場合、年を取ったこと = 容色が衰えたということです。絶世の美女と言われている小野小町の和歌だからこそ、すごく衝撃的です。 個人的な考えですが、才色兼備の彼女だからこそ、容色が失せても才能に自信があるから詠えたのではないかなと思います。 ここでいう、花の色というのは桜のことなのですが、わたしには紫陽花 (あじさい) の方がぴったりきます。 小野小町が生きた平安時代は寿命が今と違って極端に短かったので、たぶん30代くらいでこの歌を詠ったのかもしれません。花の命は本当に短かったのです。 だから、華やかに咲いてぱっと散っていく桜を自身に見立てたのでしょう。 しかし、現在は女性の平均寿命は87歳にも伸びていますので、花の命はけっこう長いのです。(笑) なので、紫陽花の色の移り変わるさまがどうしてもこの和歌に重なってしまうのです。五十路を過ぎてこの和歌がじーんときてしまいますね。 紫陽花のすごいところは散った後、冬はまるでいばらのような見る影もない状態になります。ところが、5月頃になると新芽が急速に伸びて6月にはたくさんの花を咲かせます。 いつもその復活劇に目を見張ります。 だから、それなりにがんばろう。   

くちなしの花

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くちなしといえば、渡哲也の「くちなしの花」を思い浮かべる方が多いと思います。 まあ、年代にもよりますが (苦笑)、、。 それでも、くちなしの花が一体どういう花なのか、知らない方もいるのではないでしょうか。くちなしはアカネ科クチナシ族の常緑低木で、こんな花です。 美しいですね。白の花びらは肉厚があって白無垢を想像させます。 甘い香りが強くて、少し離れたところにいてもすぐわかります。 この甘い香り、なんとも言えずいい匂いです。この匂いに誘われて蝶がきます。 散歩の途中、かなり久しぶりにくちなしの花に出会い、すごくうれしくなりました。 子供のころ、茨城の田舎に行ったとき庭にくちなしの花が咲いていました。 わぁ、きれいだなと近寄ったら大きな芋虫が2匹いて、すごくびっくりしたことを覚えています。よく考えるとこの芋虫はアゲハ蝶の幼虫なんですよね。 あまりいい思い出ではないのですが、それでもくちなしの甘い香りと真っ白な花びらが好きでした。 歌にはこんな歌詞があります。 「くちなしの花の 花の香りが 旅路の果てまでついてくる」 「くちなしの白い花 お前のような 花だった」 ところで、くちなしのような人というのはどういう女性なのでしょうか。 清純だけど香りで男性を引き付けるということかな。 少し考えてしまいました、、、。 ただ、渡哲也が歌ったことでこの歌のもつシンプルさが際立ち、くちなしの花という名前が広く知られたことは確かです。

「立ち葵」と橋

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「立ち葵」花はきれいなのだが、如何せん背が高すぎる。 よく駐車場の隅になど咲いていて、風が吹くとのっぽの茎を強くなびかせ、ひたすら耐えている。ちょっと強烈すぎて可憐とは程遠く、みんなから見向きもされない。 これがイングリッシュガーデンに咲いていたら背の高さが生かせるのだろうが、、。 そんな立ち葵も、橋を背に咲いている姿はなかなかいい。 夕暮れ時のひとこま、花も少しだけ胸を張っているような気がする。 余談だが、わたしはずっとこの立ち葵をジギタリスと間違えていた。それを堂々と人に話していたのだから恥ずかしい。ごめんなさい「立ち葵」。

ブログはじめました。

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みなさん、こんにちは。 風子と申します。 ブログを始めることにしました。 健康のために始めた散歩、どこまでも歩けそうな気がしてくるから不思議です。 よりみちが多くて、季節の花を眺めるのが楽しみのひとつとなりました。 かなりマイペースなお散歩ですが、道中に出会ったさまざまな花たち、ぼうっと考えたつまらないことなど、書いていきたいと思います。 どうぞ、よろしくお願いします。