美しきスローライフ、ターシャ・テューダー

ターシャ・テューダー、誰 その人という方もいるでしょうね。 彼女は絵本作家であり、ガーデナーとしても有名な人です。2008年にすでに亡くなっていますが、その暮らしぶりが「スローライフ」という言葉と相まって、憧れをもってメディアに取り上げられています。この4月にドキュメンタリー映画が公開されました。 2003年 雑誌 BISES (ビズ) より 「シンプルライフ」から「スローライフ」へと自然回帰の風潮が高まっていますが、背景には経済社会の中での消費に対する警告があります。文明の進化と自然への回帰、常にこの二つのはざまの中でわたしたちは生きていくのでしょうね。 なんて、話を戻しますが、ターシャ・テューダーは上の写真の通り、品のいい老婦人でした。手に持ったスイートピーがよく似合っています。彼女は絵本作家で子供を育て上げた後、50代半ばから一人で大きな庭を世話しながら生活を送り天寿を全うしました。その自然とともにあるという生き方は多くの人に共感を与えています。 はじめてターシャ・テューダーを見たときに、アガサ・クリスティのミス・マープルを思い浮かべました。 正確には、ミス・マープルの友達にこんな人がいたのではないかと思ったのです。 素敵なイングリッシュガーデンでのお茶のひととき、庭で摘んだハーブを入れたミントティーと、全く違う世界を見るように彼女の写真を見ていました。 とても、彼女のような生活は日本では無理だろうなぁと思うけれど、それでも夢をみるのは自由ですからね。 「赤毛のアン」「秘密の花園」「アルプスの少女ハイジ」「大草原の小さな家」、そしてターシャ・テューダーと、何だ小さいころから傾向は変わってないじゃないかと改めて思います。(微笑) ただ、主人公が少女から老婦人になりました。(笑)